まわる~まわる~よ洗濯機はまわる~
お約束の「京都、さぶっ!!」を叫びながらうちに帰ってきました。ほんまに寒い。洗濯機を回しながら飲む家の安いインスタントコーヒーが、美味しい。
どっこいしょ。
オキエサロンの所定の位置に座って一息ついたら、じわっと思いがこみあげてきました。
「ああ、楽しかった。」
九州の旅が思い出に変わった瞬間です。
今朝は早くに山鹿温泉をバスで発ち、玉名からJR在来線に乗って久留米経由で博多へ移動しました。
「いま博多はラーメンよりうどんたい。」
人吉から熊本への移動の観光列車「やませみ かわせみ」の中で、酒盛りしていたおじさま達に教えてもらったお勧めのお店「牧のうどん」でランチを食べることにしました。
こんな感じ。
勧めてもらってなければきっと入らない。
おじさんのお勧めは「ごぼう天うどん」でしたが、私は「肉うどん」が食べたか!!だったので、迷いながら店まで行くと、なんと。私ってほんとうにマジョリティな人間。
肉ごぼう天うどん720円。
バリウマ!!
ほんとうまかよー、おっちゃんありがとー!!
ごぼ天じゃなくて本当のごぼうの天ぷらでした。
うどんは讃岐みたいなしっかりした感じの形状ですが、実は柔らかい。新食感です。ゆで加減も(柔らか・普通・固め)が選べて、足し出汁が付いています。オキエは普通をいただきました。
それから名店街を散策。
今回の旅のお土産、やっぱりこれは外せないかな。
芋焼酎 薩摩桐野
薩摩藩士、桐野利秋からその名前がつけられた、という焼酎です。
桐野利秋。
西郷隆盛の最期を見届けてから薩軍として銃弾に倒れたラストサムライ。
元星組トップスター、北翔海莉さんが演じました。
星組公演 『桜華に舞え』『ロマンス!!(Romance)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
この焼酎、本作品の公演の間、大劇場の臨時バーカウンターで販売されていましたね。
みっちゃん演じる桐野の言葉
「泣こかい 飛ぼかい 泣こよかひっ飛べ」
※「泣いているくらいなら思い切って飛んでしまえ」という、古くから鹿児島地方に伝わることば。
今の九州は彼らがひっ飛んだ足跡でいっぱい。
薩摩藩のみなさん、熊本藩のみなさん、お陰様でほんとうに素晴らしい街で素晴らしい冒険をひっ飛ぶことができました。
ありがとうございました。
そして
九州、バイバイ。
思ったのもつかの間、博多を出て3分で新神戸に着くという、ほんとうに早い新幹線に乗って関西に帰ってきました。ただしこのワープはとても首が痛くなります。
流れる関西の街並みを見ながら「ただいま、関西。」とつぶやいたとたん、驚くことに涙がポロポロ出てきました。オキエ、なんで泣いているの?
わからない。
何で涙が出るんだろう。ややこしくて本当に嫌になるほどめんどくさい日常が待つ関西なのに。
「九州DNA故郷の旅」というリアルと、
「関西人としての日常生活」というリアルのちょうど中間地点、
ふたつの世界の狭間が宇宙的な空間になっていて、これって宇宙船から地球を見たときのような気持ちなんじゃないだろうか?
ふたつのどちらのリアルにも存在する喜びや楽しさ、そしてめんどくささやしんどさまでも、私はとても愛しているのかもしれない。
愛するって、そういうことかもしれない。
そんなふうに、なんとなくぼんやり考えていました。
で。
そして。
なんと。
なんとなんと。
2キロ太りました。
元々10キロやせたい!と思っていた上にまさかの2キロ上乗せ。
うそ・・・
あんなに歩いたのに!!!
ううう・・・
こうなったら、しょうがない。
オキエ、本気のダイエット、
始めます。
明日から。