今日は一日雨の九州です。
そして今日から鹿児島を離れて熊本へ。
移動はゆるふわ鉄オタな友人の熱烈なお勧めにより、観光列車ですることに。
JR九州の列車たち ~JR九州 観光列車【D&S列車】・新幹線~
まずは、はやとの風で吉松に
わああああ…
ステキ💖
車窓から、桜島にお別れです。
ありがとう、バイバイ。
見所の駅には5分程停車してくれるので、私も一日鉄オタ気分で物見を楽しみました。
最初は嘉例川駅。
県内最古の駅で登録有形文化財。
こちらで販売されているかれい川弁当は、九州駅弁グランプリで三年連続グランプリを受賞するほどの美味しさ。皆さん予約して買うくらい大人気で、私もすかさず一個ゲット💖
次は昨日行きそびれた霧島温泉駅に停車。駅で物品販売していたおばちゃん達が手を振ってお見送りしてくださいました。私は美味しそうな干し椎茸買いました。安かった!!
湧水町にある吉松駅にて、次はしんぺい号に乗り換え。この辺りから人吉駅まで、ずっと温泉の匂いがしたのは気のせい?じゃないよね?
この列車はスイッチバックする、というので人気なんですが、スイッチバックの意味がイマイチ分からなくて、スイッチバックした瞬間の良い写真を撮り損ねました。
悔しい。
もう一度チャンスがあったら、絶対素晴らしいスイッチバックの瞬間の良い写真撮るのに!!
隣の席のお兄さん写真くれないかな。
ま、あきらめるしかないな。
幸せの鐘が鳴る真幸駅では、入場券も販売されてます。みんな買ってるの見て、何に入場するんや?と不思議だったけど、幸せに入場するんだそうです。
この駅だけ、唯一宮崎県です。土石流災害の被害に何度もあってきた町だそうです。
スイッチバックを無事終えて、列車はどんどん山の上に。
霧島連山が見える、日本三大車窓と呼ばれている景色。雨なので山が霞んで残念ですが、パチリ。スイッチバックのシャッターチャンスの失敗をくよくよ悔やむオキエ、もう失敗しない!!
次は険しい山の中の駅、矢岳駅。切符売り窓が懐かしさをさそいます。
名刺を貼ると出世すると言われている大畑駅。何故かはわからない。
ここで二度目のスイッチバックをして、列車はゆっくり下りを走って人吉へ。
到着。
お疲れさんです。
温泉の町、人吉。
そして、ここもまた西南戦争の激戦地となった町なのだそうです。
どこまで行っても西郷どん。
武家屋敷。
こちらでは、管理しておられる方から解説が受けられます。やっぱり教えてもらうとよくわかって楽しい。
トイレのドアを開けると。
抜け道!
二階に上がって抜け穴から脱出できるわけです。
すご!!
この武家屋敷は、人吉藩のお殿様の親戚筋にあった新宮家のお屋敷で、西南戦争の際、永国寺と共に西郷隆盛を一か月間ほど匿っていたそうです。そして大砲を打ち込まれ、町全体とともに焼かれてしまいます。(今の建物は、その後違う場所から別の武家屋敷を移築して再建したもの)
ウィキペディアにもその様子は記載されていました。
この新宮家、お父さんは官軍で息子は薩軍。砲撃の前、お父さんは息子に降伏するよう諭しますが、息子は仲間を裏切れない、と戦う意を示します。官軍の偉い人だったお父さんは、覚悟を決めて息子が薩軍を匿っている我が家に最初の第一砲を打ち込んだそうです。
ラストサムライ達の胸の奥にはどのような思いがあったのでしょうか。官軍の人達も。
なんだかすごいお写真も見せていただきました。
みちこさん、さやかさん、ちぎちゃん、だいもん、きんぐさん?
道中にはケガをした薩軍をケアする場所だったという永国寺もありました。
が、有名な古い幽霊の絵があるらしく、怖くてオキエには近づけません。
そして。
おまちかね!!
人吉温泉♨️
観光協会のお姉さんからお勧めのお風呂屋さんを聞いて来ました。
おおがの湯
人吉温泉 相良路の湯おおが 還元系 美肌の湯 - 源泉かけ流し 24時間営業
え…
受付は…?
温泉チケットを買ってこの箱に入れるんですよ。でも今日はひな祭りで女性は100円だから直接100円入れたらいいですよ。
というような事を熊本弁?で常連さんに教えてもらいました。
小さないながらも趣と歴史を感じる町のお風呂、すごく温まる良いお湯でした。
ひな祭りなので女性の入湯料は100円、っていうのも、嬉しかった。
ありがとうー!
雨で冷え切った身体が癒されました。
地元の神様、青井阿蘇神社にご挨拶をして、本日の旅は早めに切り上げてす。
雨でちょっと疲れが出ました。
宿にチェックインして倒れるように眠ってしまった。
はー!
九州の旅、折り返し地点。
明日明後日は晴れてほしいな。
本日の出費です。
はやとの風特急乗車券 2,500円
しんぺい号1,260円
はやとの風の車内販売で食べた安寧芋プリンとコーヒー640円
かれい川弁当1,080円
お風呂とタオル300円
武家屋敷300円
晩ごはんは胃と財布を休めたくてスーパーのサンドイッチとスープ326円
合計 6,406円
それに本日の宿泊費が6,500円朝食付き。
熊本に移動するにあたって、さあ星組・桜華に舞えの世界から、雪組・星逢一夜の世界へワープ!!とか思ってた私、大きな間違い。西南戦争おそるべし。さすがの西郷どんの存在感。
オキエ、50にしてようやく幕末・維新のなんたるかを考えるお年頃になりました。色々感慨深くもあるけれど、とりあえず宿の温泉に今から入って、明日に向かう準備をするとします。