50女の遊び方

50代女性・関西人。己の人生にひたむきに向き合う魂の記録。

昔と今の大人と子供・三十三間堂

 

 

久しぶりにおけいはんに乗ってお出かけしたオキエです。

 

 

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京阪電車、ボディのデザインが変わっててびっくりした。昔は濃い緑と薄い緑のツートンだったのに。

 

「こんなの、私の知ってるあなたじゃないわ!!」までは言わないけど。

 

あれ~

 

こないだ出町柳に行った時はどうだっけ。あの時は特急に乗ったのかな。

 八坂神社と出町柳 - 50女の遊び方

 

 

時は流れているのだなぁ。

 

 

などと驚きつつも、懐かしの七条駅で降りて、まずはランチタイム。オキエが高校生の時、中学生と間違われてあやうく補導されかけたマクドナルドで。

 

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川端から東の七条通り、

 

このへんまではオキエの中学校の校区で、友達とよく遊びに来ました。

 

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通りを歩けば国立博物館

中学生の頃、好きな男の子を含む10人くらいの仲間で遊びに来た事もありました。

 

楽しかったな〜

かわいいトキメキ、懐かしいな〜

 

 

日本赤十字社

 

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高校生の頃には、ジュース目当てで友達としょっちゅう献血に来ました。歩いて3分のところに仲のいい友達の家があったので、このへんは庭のようなものでした。

 

今はもうここで献血はできないのね。

 

 

そして、国立博物館赤十字社の前にある、三十三間堂

蓮華王院 三十三間堂

 

本日の第一目的地です。

 

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このあたりを庭のように暮らしていながら本堂に入った事がなかったので、「やはり一度入っておかないと。」とずっと思っていて、ついにやってきました。

 

お庭。

 

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本堂の中には国宝・千手観音坐像と千体の千手観音像が安置されています。

 

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千体の千手観音像、圧巻でした。

必ず会いたい人に似た像がある、という伝説もありますが、今日はなぜか逆で、いっつも会っている友達に似た像がありました。

 

ちょっと笑った。

 

他にも、国宝の風神・雷神様や、帝釈天様にその四天王、鬼子母神様らもいらっしゃって、オールスターやタカラヅカスペシャルやオーシャンズ11のような豪華さ。

 

その真ん中には千手観音坐像様。

太陽のような強く明るく優しい光に胸が熱くなりました。

 

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いつも護ってくださって、ありがとうございます。

これからも、観音様の御心に沿って暮らしていけますように。

 

おんばさらだるまきりくそわか

 

祈るのみ。

 

 

もうひとつ、三十三間堂と言えば、有名なのが大的大会。

いわゆる「通し矢」です。

 

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でた。

オキエの黒歴史

 

高校生の時に弓道部だったオキエは、「通し矢」に出場させてもらえることになりました。大的は得意(近的は不得意)だったので意気揚々と参加をしたのですが、出番を待つ間に小腹がすいて、友達と一瞬たこ焼きを食べに行って帰ってきたら出番が終わっていました。

 

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オーマイガ

 

父は近所の人にオキエが通し矢に出ることを随分と自慢していたので、この事実は永遠に闇に葬られることになりました。たぶん今でも母は知らない。

 

奇遇にもちょうど今日はそんな父の命日だったので、父の行きつけだった喫茶店でコーヒーを飲んでいくことにしました。

 

七条通りにある「喫茶アマゾン」

なんでリンクの文字が四条になってるんかがわからんけど、七条にあります。

京都府四条のサンドイッチがおいしい喫茶店「喫茶アマゾン」公式サイト

 

 

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父は「ここの珈琲は本当に美味しい。」と、よく言ってました。

うん、美味しいね。

 

 

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 夜は、京都中小企業同友会の研修会にゲストとして参加をさせていただきました。

 

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以前にもご紹介しました、社会的共同親。

大人の背中「社会的共同親」 - 50女の遊び方

 

 

「親や大人のサポートが希薄になりがちな社会的養護下で暮らす子供たちにとって、いつでも相談ができる身近なおっちゃん・おばちゃんになろう。」という中小企業家の皆さんの取り組みのための研修会です。

 

 

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 児童相談所の児童福祉士、児童養護施設のケアワーカー(児童養護施設出身者)、そして実際に子供たちを実習生として受け入れている中小企業の方のお話がありました。

 

「かわいそうな子供たちを支える。」のではなく、「子供たちの力を社会に発揮させないでおくのはもったいない。」という視点で活動されているというお話に、いたく感銘を受けました。

 

 

 

またこの話は後日ゆっくり書いてみたいと思います。

 

 

父の命日に自分の子供時代を振り返りながら懐かしい道を歩き、千手観音様や鬼子母神様に圧巻され、そして今まさに子供たちのために活動している方々にも圧巻される。

 

 

なんというか。

 

なんとも言えない一日でした。

 

 

なので

 

どうか私とエンジェル達を適切な場所にお運びください。

 

こんな感じ。

 

 

 

 

 

 

天秤エブリディ

 

 

昨日、生まれて初めて生で狂言を観たオキエです。

 

 

亀岡歴史講談会

 

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踊りの師匠のお姉さまに任命されてオキエは受付リーダーでしたが、狂言だけはどうしても観たくて、お姉さまの旦那さまに仕事を押し付けて観に行きました。

 

パワーハラスメントかも・・・

いやお姉さまがそうしろって言ってくれたから・・・

 

 

そこまでして観た狂言ですが、正直、どう感想を述べていいかわかりません。舞台でおっしゃっていること、動いておられる動作の意味、全く分からん。

 

でも、茂山童司さん、

茂山 童司(しげやま どうじ) – お豆腐狂言 茂山千五郎家

 

めっちゃ良いお声。

 

 

最近「低音」の魅力にひかれているオキエとしては、もう一度、ちゃんとした狂言を観てみたい。と思いました。

 

あ、これなんかが面白そうでええんちゃう。

童司さんも出るし。

 

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とか思ってみたら、その日はオキエのゴスペルライブがある日でした。

 

残念~。

 

しかし、行けたとしても一回6,500円か。

 

うーん。

 

 

反対側にいろんなもんを乗せて、天秤が稼働する・・・

 

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オキエは今いる世界を愛しすぎていてもう十分に幸せなので、なかなか次の趣味へは手が出せない。

 

そんな気持ちを昨日の夜の勢いで詩にしてみました。

 

 

 

~乗せてみた~

 

 

一度狂言を観たいと思って

天秤の片側に乗せてみた

 

もう片側には

 

宝塚

ゴトッ

 

ひとり旅

ゴトッ

 

日帰りの旅

ゴトッ

 

アロマテラピー

ゴトッ

 

食べたいものを食べたい時に

ゴトッ

 

そろそろ美容室も

ゴトッ

 

ワンピースも一枚ほしい

ゴトッ

 

 

狂言の横に加勢で乗せる分銅

見つかるまでは

 

あきらめましょう

 

 

 

 

亀岡歴史講談会については、もう一人の演者である旭堂南舟さんがブログに書いてくださっています。南舟さんの講談はいつものように、ほんわか楽しく皆さま聴かれた事でしょう。

ぜひご覧ください!

 

ameblo.jp

 

 

 

 

 

 

 

言葉が紡ぐ森羅万象

 

 

詩人のエミリー・ディキンソンの話で友人と盛り上がったオキエです。

 

エミリー・ディキンソンさんの事は、かれこれ15年まえくらいに、人に勧められて買った絵本で知りました。

 

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エミリー

エミリー

 

 

生涯の多くの時間は隠遁生活だった、と言われているエミリーですが、近所の子供たちとは仲が良かったそうです。そんな彼女の様子をイメージして、子供視点で描かれたのがこの絵本です。

 

今も残るエミリーの家を見学していた作者は、エミリーが部屋の窓から物語を下ろしてくれた、とあとがきで書いています。

 

 

絵本の最後に飾られた、エミリーの詩。

 

天国をみつけられなければー地上でー

天上でもみつけられないでしょうー

たとえどこへうつりすんでも

天使はいつもとなりに家をかりるのですからー

 

愛をこめて エミリー

 

 

大好きで大好きで、今でもこの絵本は大事にとってあります。

 

 

女流詩人と言えば、日本にも大好きな詩人が二人います。

 

一人は、金子みすゞさん。

みんなちがってみんないい、というフレーズでおなじみの「私と小鳥と鈴と」や「大漁」など、有名な詩がたくさんあって知っている人も多いと思います。

 

その中で、オキエがウルトラ衝撃を受けた詩が「蜂と神さま」。

 

 

蜂と神さま

 

蜂はお花のなかに、

お花はお庭のなかに、

お庭は土塀のなかに、

土塀は町の中に、

町は日本の中に

日本は世界の中に

世界は神さまの中に。

そうして、そうして、神さまは、

小ちゃな蜂の中に。

 

神様が紡ぎだす森羅万象の様を、あまりにも素直に愛しく描いているように感じて、驚きました。オキエはこの詩を読むと、宇宙旅行をしたような気持ちになります。

 

また、ひとりの女の子の気持ちがみずみずしく歌われている詩もたくさんあって、ほんとうに金子みすゞワールドには、はまりました。

 

 

『口真似』~父さんのない子の唄~

 

「お父ちゃん、おしえてよう」あの子は甘えて言っていた。

別れてもどるうらみちで

「お父ちゃん」そっと口真似してみたら

なんだか 誰かに はずかしい。

生垣の白い木槿が 笑うよう。  

 

 

抱きしめたい。

泣きたい。

 

 

いかん。

強さを取り戻さねば。

 

というときには、もう一人の敬愛する詩人・茨木のり子さんの詩を読むのがいいです。

 

 

自分の感受性くらい

 

ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて

 

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

 

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

 

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

 

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

 

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

 

 

ばかものだー!

おいらばかものだったよーーー!!

 

と、気合が入ります。

 

「ほんまそれな」です。

 

この「自分の感受性くらい」は彼女の代表作だと思うのですが、オキエがもうひとつ大好きなのは「答」という詩です。

 

 

 

ばばさま

ばばさま

ばばさまが一番幸せだったのは

いつだった?

祖母の答は間髪を入れずだった

「火鉢のまわりに

子供たちを座らせて

かきもちを焼いてやったとき」

あの頃の祖母の年さえとっくに過ぎて

いましみじみと噛みしめる

たった一言の中に籠められていた

かきもちのように

薄い薄い塩味のものを

 

 

たぶんオキエも、おばあちゃんになったら似たようなことを言う気がします。

(でも今はクッキングより旅がしたいです。)

 

 

そして、もうひとつ。

この詩は人生の一つの道しるべでもあります。

 

倚(よ)りかからず

 

もはや

できあいの思想には倚りかかりたくない

もはや

できあいの宗教には倚りかかりたくない

もはや

できあいの学問には倚りかかりたくない

もはや

いかなる権威にも倚りかかりたくはない

ながく生きて

心底学んだのはそれぐらい

じぶんの耳目

じぶんの二本足のみで立っていて

なに不都合のことやある

倚りかかるとすれば

それは

椅子の背もたれだけ

 

 

かっこいいです。

 

茨木のり子さんはこの詩を73歳で詠まれました。

私もいつもこの気概を忘れないようにしたいと思います。

 

 

エミリー・ディキンソンさん、

金子みすゞさん、

茨木のり子さん。

 

 

生を哀しみ、生を慈しみ、全身全霊で生に挑み、その世界をありのままに描き出した女流詩人達の言葉は、後を生きる私たちにとっては灯のような存在なのかもしれません。

 

先日、信貴山戒壇めぐりをした時の、真っ暗で何も見えない中で出会った菩薩様のほのかな灯りと似たような、そんな珠玉な言葉を紡ぎ出す詩人、すごい。

 

 

 

オキエも詩を描いてみたいとか思うときもあるけど、どっちかっていうとコメディキャラだから難しいかな。

 

あ、でも!!

コメディな詩もひょっとしたらええんちゃう!?

新ジャンルとして。

 

 

 

~亀岡牛~

 

お昼は食べてくるからいらないって言ったのに

亀岡牛のすきやき弁当

 

気をつかっていただいて

亀岡牛のすきやき弁当

 

カレーを食べてきたのよ私

亀岡牛のすきやき弁当

 

おなかいっぱいなのよ私

亀岡牛のすきやき弁当

 

せっかくなのでおかずだけいただきます

亀岡牛のすきやき弁当

 

おかずだけでは味が濃すぎる

亀岡牛のすきやき弁当

 

晩ごはん抜きにしよう

亀岡牛のすきやき弁当

 

晩ごはん解凍してしまっていた

亀岡牛のミンチカツ

 

 

 

 

うーん。

 

 

間違いなく道しるべだけにはならないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史ロマンの町・木津川

 

 

今日の旅は天下一品のラーメンからスタートしたオキエです。

 

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最近は大規模スーパーのフードコートによく入っているので食べる機会が増えた天下一品。まだ「こってり」を食べられます。

 

こってりとあっさりの好みの境目はどのくらいでやってくるのでしょうか。オキエは死ぬまでこってりを選びそうな気もしますが。

 

 

さて

 

今日は、息子に家を追い出された藤ちゃん(「家で友達と勉強するんやけど、おかんどっかでかけたら?」と言われて)に誘われて、ドライブがてら京都山城地域・木津川市に遊びに行ってきました。

京都やましろ観光

木津川市観光ガイド

 

腹ごしらえの後は、まず藤ちゃん一押しの浄瑠璃寺へ。

浄瑠璃寺

 

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宇宙万有を含むとされている梵字の阿字をかたどった、と言われている池。

(よくわからんが)

 

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国宝の九体阿弥陀如来像が安置されている本堂。(うち2体は修復のためお出かけ中)

 

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素晴らしく見事でした。

普段は非公開の吉祥天立像も特別公開中、11月30日まで。

 

本堂裏の石仏さんたち。

 

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国宝、三重塔。

三重塔の内陣に安置されている薬師如来の浄土「浄瑠璃世界」から、このお寺の名前はつきました。

 

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美しいコントラスト。

 

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この浄瑠璃寺、猫がいっぱいいました。

みんなお寺の住職さんや売店のお母さんたちに可愛がられて、のびのびと暮らしている様子でした。

 

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この子はとっても綺麗なオッドアイでした。

ふりむいてくれて、ありがとうね。

 

この浄瑠璃寺岩船寺周辺は小田原と呼ばれ、寺院や修行場が散在し、多くの磨崖仏が造立された場所なんだそうです。

 

次の岩船寺までの2.6キロの歩道は、それらの石仏が存分に観られて、とても楽しめるハイキングコースとなっているんですが、時間も無かったし往復5キロを歩く元気もなかったので断念して車で移動しました。

(行った人達のブログ見てると、歩かなかったことを後悔するくらいステキです。クスン。)

 

 

岩船寺周辺、鷹の爪や野菜を売っています。

 

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売り方ひとつとっても地域性があるんですね~。

 

藤ちゃんも初めて来た、という岩船寺

岩船寺

 

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石彫りの不動明王

 

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地蔵尊

 

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重要文化財の三重塔。

 

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ただ今特別開扉中。(10月1日~11月30日の土日祝限定)

 

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この絵は、建立当初の色や絵柄が判明したので、平成15年に再現のため修復されたそうです。 

 

近代科学おそるべし。

 

 

次に、かつて山の僧を集めるために法螺貝を吹き鳴らした場所と言われている「貝吹岩」を目指します。

 

山道を、のぼる。

 

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のぼる。

 

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のぼる。

どんどん先に行く藤ちゃん。

 

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「オキエさん、もうすぐです!あ、違った、まだあった。」希望と絶望を繰り返し、山頂到着。

 

貝吹岩

 

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南山城一帯を一望します。

 

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素晴らしい。

 

がんばってよかった。

もう二度と来たくないけど、一度は来れてよかった。

 

正直な感想を交わし合いながら、下山のあとは本堂へ。

 

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こちらでは現在普賢菩騎象像が特別公開中。

オキエの干支の守り神様なので、深くお礼を申し上げました。

 

山城、すごい。

そして、おもしろい。

 

石仏さんたちにお見送りをしていただき、最後の目的地を目指します。

 

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海住山寺

海住山寺 | かいじゅうせんじ

 

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「みかの原わきて流るゝ泉川、いつみきとてか恋しかるらむ」百人一首でおなじみのこの句が詠まれたエリアなんだとか。

 

弘法大師

 

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国宝、五重塔

 

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こちらは10月27日から11月4日まで開扉するらしい。

残念。

 

でも、通常公開だけでも十分にありがたかった本堂。

 

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本日の目標、コンプリート。

 

 

しかし。

 

今日見た阿弥陀如来さまは全てとてもふくよかで優しいお顔でした。

 

めっちゃ親近感がわく。

 

岩船寺で住職さんに教えていただいたのは、「民が貧しい時代ほど阿弥陀像はふくよかになる。」ということ。

 

時代や場所によって、神も仏もみな変化していくんですね。

 

 

帰り道は美しい田園風景と、木津川を眺めながらのドライブ。

(藤ちゃんは運転が忙しいのでオキエだけ)

 

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今までほとんど来たことのなかった京都府南部、山城地域・木津川市散策、楽しかったです。

 

 

 

今日の出費

 

ランチのラーメン 700円

デザートのクレープ 480円

 

浄瑠璃寺拝観料 400円

浄瑠璃寺駐車場 300円

岩船寺拝観料 400円

岩船寺駐車場 300円

海住山寺拝観料 400円

※特別公開中は金額が変わるらしい

 

合計 2,980円

お賽銭適宜

 

 

 

木津川市は奈良との県境にあるためか、なんとなく奈良に似た空気を感じました。山や自然の雰囲気や、お寺の感じとか。歴史の好きな人には、文化的特色の違いの理由とか、もっと色んなことがわかってて楽しいんだろうな。あまり深掘りをするつもりはないですが、オキエもいろんなところを回っていろんな空気に触れているうちに、歴史の中の人たちの心に触れてみたい、と思うようになってきました。

 

 

そして。

 

藤ちゃんに誘われなかったら絶対行っていないし、思いもしない盲点だった今日の山城地域の旅。

 

自分とは全く違う視点を持った友人がいてくれる事に、感謝です。

 

 

 

 

 

懐かしくて、新しい。「京の町中」

 

 

久しぶりに飲みすぎたオキエです。

 

 

今日は京都の町の中心部へお出かけしました。

 

久しぶり!!

 

京都市男女共同参画センター、ウィングス京都。

ウィングス京都は「女性の自立と社会参加を支援する」ことを目的に京都市によって開設されました。

京都市男女共同参画センター ウィングス京都

 

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この中にあるギャラリーにて開催中の菊仙書院展に、N氏と行ってきました。

大阪《 京都《 菊仙書道教室 – 駅から近い便利な教室です

 

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代表の田淵菊仙師範と友人が知り合いで、そのご縁で観させていただくことになりました。

 

書なんか今までちゃんと見たことないので、行くまでは「退屈かな。」と思っていたのですが、これが結構面白かった。批評と合わせて読むとなお趣深く、私たちの感じ方と先生の批評の差異などにも感嘆しつつ、気が付けば閉館時間になってて全部見終われなかったくらい楽しんでしまいました。

 

まるで「絵」を観るように、一人一人の個性のユニークさを味わいながら見させていただきました。

 

先日は二科展に行って、それも本当に楽しかったし。

芸術の街・岡崎 - 50女の遊び方

 

 

うふ。なんか芸術の秋って感じ。

 

 

帰りは、京の台所「錦市場」を通って修行をしました。

錦市場商店街|京都錦市場商店街振興組合公式ウェブサイト

 

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お腹がペコペコの状態で、牛肉やイカやエビの串焼き、だし巻き卵、豆腐ドーナツ、スズメ焼きにいちご大福の前を素通りする、という修行。

 

錦市場のどんつきには、錦天満宮

※どんつき:突き当り(京都・大阪などで使われる)

 錦天満宮

 

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錦市場や新京極のお店の提灯が所狭しと並んでいます。

 

菅原道真公が鎮座しておられるとのことですが、どっちかがわからない。ひょっとしたらどっちも?かもしれないけど、わからない。

 

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そして錦天満宮といえば、人気の「からくりみくじ」。

 

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普通のおみくじ、英文おみくじ、子供用おみくじなど、好きなボタンを押すとからくり獅子が運んできてくれる仕組み。

 

おもしろいよ。

今日はひかなかったけど、確か一昨年引いて、末吉かなんかだったかな。(っていうことは今ぐらいがちょうど吉タイムってことちゃう?)

 

オキエの学生時代のバイト先があった新京極通を歩いて。

 

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拡張して歩道が広くなった四条通、八坂神社参道を歩いて。

 

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目的の「南座」、ライトアップへ。

 歌舞伎・演劇の世界|松竹株式会社

 

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耐震性能をはじめとする安全性の向上と劇場設備全般の更新を併せた大規模改修工事のため3年近く閉まっていた松竹・南座ですが、あと20日でついに新開場となります。

 

ライトアップの監修は、先日のパリの「ジャポニスム2018」でエッフェル塔のライトアップも手がけた石井リーサ明理さん。京都の風景を損なわず、しかしとっても美しく、新しい南座は輝いていました。

 

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新開場記念公演のご案内

 

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町の人たちも嬉しいでしょうね。

ちなみにオキエは生まれも育ちも京都、しかも東山の子でしたが、南座には入ったことありません。歌舞伎も観たことありません。

(まぁそういうもんだと思います)

(バイトしていたお花屋さんの店長さんはいつも配達に行ってました)

 

一回くらい行ってみたい気もするな~。

でもルールとか全くわからないし。

誰か誘ってくれないかな~エンジェルさん

 

などと思いながら、夕暮れの鴨川、そして四条通をながめます。オキエにとっては慣れ親しんで懐かしい景色です。もう床も終わったんだろうな。

 

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四条河原町の密かな名物、変わらない景色の代表格が、この三軒の店舗。

 

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四条河原町の西南一帯には高島屋がでかでかと建っているのですが、建設当時、そのちょうど角にあるこの三店舗は用地の買収に応じなかったらしく、そのまま残ったそうです。

 

昭和の初期、オキエが生まれるずっと前からからそこにあるお店たち。

 

左から

新雪」手芸洋品店

尾州屋老舗」和菓子店(蕎麦ぼうろ)

「池善化粧品店」化粧品店

 

オキエにとっては当たり前にありすぎて今まで何とも思わなかったこの三店舗、岩手県から来たN氏の目線と情報で、そのユニークな存在感に初めて気づかされました。

 

 

夜ご飯は、以前にも書いたことのある隈本総合飲食店さんで乾杯。

棒で酒で泥 - 50女の遊び方

 

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錦市場の修行でたまったストレスを発散するかの如く、美味しい料理をしっかりいただきました。どのくらいしっかりかというと、写真を撮ることなど一ミリも思い出さなかったくらいしっかりがっつり。

 

 

ここまで足元がふらつく感じも久しぶり。

 

 

 

そんな懐かしくて新しい京の町中散策。

 

オキエの人生の50年の時の流れが町のネオンの中に浮かんでは消えていくようで、寂しさと哀しさと、とても幸せな気持ちが同時に胸を満たしていきました。

(そして少しの吐き気と。)

 

 

 

 

 

亀岡牛と冒険譚

 

 

今日はおかげさまで、どこも痛くないオキエです。

 

やっぱり宣言するって大事かも。

 

万が一今日もどこかが痛かった時のために「帰ってきた色々痛いシリーズ・ファイナル」という題名まで考えていましたが、杞憂に終わりました。

 

 

さて

 

今日のランチは亀岡牛のお店、牛楽(木曽精肉店)でいただきました。

京都亀岡牛肉専門レストラン牛楽

 

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亀岡高校の皆さんがお作りになられたという牛さんがお出迎えしてくださいます。

 

値段が書いてないメニュー看板。

  

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か、亀岡牛っていったいなんぼするねん・・・

 

ちょっと不安になりますよね。でもこのお店のメニューはどれもとてもリーズナブル。さすがの産直です。

 

 

亀岡牛は、実は何かのコンテストで日本一になった事もあるくらい美味しいと定評のあるお肉ですが、松坂牛や神戸牛みたいに全国に流通するほど量がないので、細々と売られています。

 

食べに来ないと食べられない日本一のお肉、いいじゃんね。

 

 

オキエの大大大好きなミンチカツのランチセット。

 

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スープとご飯付きで1,018円。

 

おいしいいいいい!

 

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こんな気分の美味しさです。

 

この牛楽さん、食事をしたあと、希望があれば保津川下りの乗船場トロッコ亀岡駅まで車で送ってくださるそうです。

 

良いこと聞いた。

 

これは利用しない手はないんちゃう。

 

 

保津川下り、もう少しで再開できるみたいです。

無事再開したら、年内に一度はぜったいに乗りに行きたいと思っています。

保津川下りと楽々荘/自然と共に生きる - 50女の遊び方

 それからの保津川下り① - 50女の遊び方

 

 

で。

 

今日はエイミちゃんの冒険譚を聞かせてもらうランチ会でした。

 

 

先週、エイミちゃんは川崎で開催されるエグザイルのSHOKICHI(しょうきち)さんのハイタッチ会に参加するため、生まれて初めて宿泊付き一人旅をしたのでした。

 

 

まず最初のステップ。

 

「いくら相手が芸能人でも、そこまでして他の男の人に会いに行きたいって、なんか言い出しにくいやん。」目から鱗が落ちるくらい、顎が外れるくらいの可愛らしい理由で言い出すまでに時間がかかったという旦那さんへの報告。

 

あっさりクリア。

 

「そんなん日帰りやったら安心して楽しめへんのとちゃう?一泊してついでに横浜でも遊びに行って来たらええやん。そういうのもいい経験やで。」と逆に背中を押されたそうで。

 

旦那ちゃん、ステキすぎるぞ!!

 

 

そして出発。

 

ハイタッチまでの過程では色々あったようですが、終わり良ければ総て良しの旅になったみたいで、聞いているこっちまでハラハラしたり嬉しくなったりしました。

 

しょうきちさんは本当にかっこよかったそうです。でもまぶしすぎてあんまり直視できなかったらしい。(わかりますわかります、痛いほどわかります。)

 

不安だったホテルの一人部屋も、緊急地震速報が鳴ってビックリした以外は問題が無かったみたいで、良かった。

 

一人旅の面白さをわかちあえる50女仲間の誕生、とっても嬉しいです。

 

  

 

美味しいミンチカツと幸せな冒険譚の後は、隣の精肉店でお買い物。

 

生ミンチカツ、一個260円。

  

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おうちでもその美味しさを。

 

 

パワーをいっぱいもらって、オキエの胸も次の旅に向かってふくらみはじめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あいらぶ、ごはん

 

 

「毎日違う箇所が痛いが一日で治るシリーズ」連載中のオキエです。

 

今日は喉が痛い。

町場でも、喉の痛い人が量産されている様子です。

 

気をつけてくださいね。

 

この「色々痛いシリーズ」は、奈良に行った翌日のふくらはぎから始まって、首と耳、腰、ふともも、そして今日ついに喉にやってきました。

 

もうそろそろ最終回を迎えたいと思っています。

 

 ~THE END~

 

 

 

話は変わって。

 

 

子供たちと「何かちょっと食べたいな。」という意見で合致しながらも、家に全く何もない時、なおかつ買いに行くのもウルトラめんどくさい時は、おやつを手作りします。

 

うちの子達の大好物、焼きご飯。

 

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初めのころはご飯を練って薄くのばして気持ちせんべい的なものを作っていたのですが、最近はもうご飯をそのままフライパンでカリカリに焼きます。

 

塩と少しの醤油をたらして、味付け。

 

美味しいんだなこれが。

 

 

こちらは、ちょっと小腹がすいたときの最高の一品、「天むす」ならぬ「貧むす」。

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天かすを醤油でまぶして分葱とご飯に混ぜて、にぎるだけ。

 

ご飯を美味しく食べるにかけては天才的な漫画家、深谷かほるさんの漫画「夜廻り猫」で紹介されていたものです。(漫画の中では分葱ではなく三つ葉を使用されていました)

 

morning.moae.jp

 

またまた美味しいんだなぁ~、これが。

 

 

そしてオキエ的究極の小腹満たし料理は、こちら。

汁かけご飯。

 

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落とし卵を半熟で止めた味噌汁、ご飯にかけるだけ。

 

もう。

 

お腹すいてきた、つらい。

(現在22時50分)

 

 

 

 「ほんとうに日本人に生まれてきて良かったなぁ。」

 

と思う時は色々ありますが、中でもやっぱり美味しい「ごはん」を食べた瞬間のその喜びは、他の追随許さない強さがあります。

 

 

実りの秋、幸せな新米の季節、日本の神々と農家の皆さんの汗と涙と笑顔の結晶を、ありがたく楽しませていただき、力を頂戴したいと思います。